【ステップアップ】中野BC ノンアルコール梅酒参入 (1/2ページ)

2014.4.1 05:00

うめジュレップを企画・開発した女性社員

うめジュレップを企画・開発した女性社員【拡大】

 ■カフェ開拓 売り上げ3倍目標

 梅果汁飲料メーカーの中野BCは、ノンアルコールの梅酒テイスト飲料事業に参入した。新たな販路であるカフェやレストランで、お酒を飲まない人の需要を開拓。3年後には3倍の売り上げを目指す。ノンアルコール飲料市場はビールテイストのほか、梅酒テイスト、カクテルテイストなどの広がりをみせ、2009年から12年までの3年間で4倍の規模に成長。今後もさらなる拡大が見込まれている。

 同社のノンアルコールの梅酒テイスト飲料「うめジュレップ」は、地元・和歌山特産の南高梅を主原料に加工した梅果汁と梅シロップを使い、天然の梅の果実が持つ本来の酸味やフルーティーな香りを生かした。酸味と甘みをバランス良く配合し、梅の味とアルコール感のある味わいを実現している。

 商品は、プレーンタイプに加え、レモンとショウガを加えたものと、国産のユズを加えた味の計3種類を用意。大人はノンアルコール梅酒として、子供でも健康的な梅ジュースとして楽しむことができる。

 開発のきっかけについて中野幸治副社長は「ノンアルコールビールの市場は伸びている。同じように梅酒にもノンアルコールの需要はあると考えた」と話す。

 中野BCは、06年にユズ、イチゴ、レモンなどをブレンドした「カクテル梅酒」シリーズを発売し、大ヒットを記録した。同社の梅酒の売り上げは04年は4000万円ほどだったが、09年には約10億円と、約25倍に急成長している。カクテル梅酒はその後も種類を増やし、今では25種類を展開する看板商品となっている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!