ポルシェが発売したPHV「パナメーラSE-ハイブリッド」=2日午後、東京・恵比寿【拡大】
ポルシェジャパンは2日、4ドアクーペのプラグインハイブリッド車(PHV)「パナメーラS E-ハイブリッド」の説明会を開いた。「(1000万円を超えるような)ラグジュアリークラスでは世界初のPHV」(同社)で、環境に配慮しつつも特別なものを所有したいという富裕層の取り込みを狙う。
価格は1577万8285円、年間100台以上の販売が目標だ。昨年11月の東京モーターショーでお披露目し、既に受注を開始していたが、充電機器などを日本仕様に合わせるのが遅れて納車は今月からになる。
既存のハイブリッド車(HV)モデルに比べ5.5倍のバッテリー容量を持ち、エンジンを使わなくても33.2キロ走行できる。静止状態から時速100キロまでの加速時間が5.5秒、最高速度は時速270キロ。七五三木(しめぎ)敏幸社長は「ドライビングの楽しみを我慢するのではなく、より一層深めたポルシェならではのPHV」と強調した。