地ビールメーカーの出荷量【拡大】
女性客取り込む
「ビールマニア以外に、女性客が増えた」(同)という。こうした新しい客層を開拓しようと、桜の花と葉を使った桜もち風味のビール「さくら」など各種新商品を相次ぎ投入。「ネット販売が好調。取り扱うビアバーなども増えている」と語る岩本社長は、かつての地ビールブームとは市場環境が大きく変化してきたのを実感している。
フルーティーな香りの「よなよなエール」などが人気のヤッホーブルーイングは「楽天やアマゾンでの販売量は、大手メーカーも含めて最も多い」(広報担当)。全国のローソンでも販売が始まり、「ここ数年は売り上げは順調。前期(12年12月~13年11月期)は前々期比約50%増。今期も同程度の伸びが期待できる」(同)という。
販路拡大とともに「ビールの多様性が受け入れられてきた」(同)のが販売増の理由。この傾向は続くとみて、長野県佐久市の醸造所で増設工事を行っており、今夏以降、従来比1.7倍の生産が可能になる。
東京商工リサーチが昨年9月に実施した調査によると、昨年1~8月の出荷量が前年を上回った地ビールメーカーは全体の8割強で、累計出荷量は前年同期比14.3%増だった。増加理由は「飲食店、小売業者などの扱い店が増加」が4割超。こうした店舗やメーカーがタッグを組んだPRイベントも盛んだ。