地ビールメーカーの出荷量【拡大】
海外進出にも意欲
一方、「クラフトビールは世界的なムーブメント」と指摘するのは、12年にゆずや山椒(さんしょう)という日本の香辛料を使用した「馨和 KAGUA」で新規参入した日本クラフトビール(東京都港区)の山田司朗社長。海外進出に意欲的で、今月には新ブランド「Far Yeast」の第1弾商品を発売する。
同社は、日本でも和食店や百貨店に販路を広げる一方、すでに香港、シンガポール、英国などで販売を開始。今夏には米国に上陸する予定だ。日本では1%に満たないクラフトビールのシェアだが、米ではすでに6%超。「さらに年率10%以上の勢いで伸びている」(山田社長)だけに期待が膨らむ。
規模の小さい日本市場は裏を返せば、個性的なビールによる市場開拓の余地が大きいといえる。中小メーカーの活躍が米国のようなムーブメントとなれば低迷するビール市場全体に刺激を与えることになりそうだ。(池誠二郎)