トヨタ、世界639万台リコール 「ヴィッツ」など13車種

2014.4.10 06:25

 トヨタ自動車は9日、エンジンや座席などに不具合が見つかったとして、小型車「ヴィッツ」や「ポルテ」など13車種計108万5513台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。海外分を含めると対象車は計639万台に上るが、けが人は出ていないという。2012年10月に同社として過去最多の計743万台をリコールしており、今回はそれに次ぐ規模となる。

 国交省によると、今回の対象のうちヴィッツなど4車種計約91万9000台(05年1月~10年8月生産)は、運転席の位置を前後に調整するスライドのばねが強度不足で破損し、走行中に座席が動き出す恐れがある。ポルテなど7車種計約1万9000台(12年3月~13年8月生産)では、エンジンを始動させるモーターが電気系統の不具合で回転し続け、出火する事故が今年2月に2件起きた。

 同社は、品質関連費用として過去3年間、毎年4000億円以上を引当金として確保しており、今回のリコールによる業績への影響はないとみられる。ただ、9日の東京株式市場は、リコール届け出を嫌気して売り注文が膨らみ、トヨタの株価は一時5348円まで下落し、年初来安値を更新した。終値は前日比173円安の5450円だった。

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