流通大手2社やコンビニエンスストア大手3社など小売り各社の2014年2月期決算が10日、出そろった。景況感の改善や消費税率引き上げ前の駆け込み需要で、軒並み好業績を記録。今後は反動減による消費の冷え込みも懸念されるが、15年2月期業績予想では全社が営業増益を見込んでいる。
流通大手2社の連結決算はセブン&アイ・ホールディングス(HD)が本業のもうけを示す営業利益が過去最高を更新し、国内流通業で初めて3000億円を超えた。一方、イオンは、買収したダイエーの不振が響き減益となったが、売上高にあたる営業収益は国内流通業初の6兆円を突破した。
高額品を中心に販売が好調だった百貨店はJ.フロントリテイリングが連結売上高、利益ともに2007年の経営統合後、過去最高を更新。高島屋も連結営業収益が5期ぶりに9000億円を突破した。
コンビニではセブン-イレブン・ジャパンとローソンが単独の営業利益で過去最高を更新。出店費用がかさみ単独では減益だったコンビニのファミリーマートも、連結では過去最高益を更新した。
15年2月期の業績見通しでは流通大手2社、百貨店2社、コンビニ3社の7社すべてが営業増益と予想。なかでもセブンHD、J.フロント、ローソンが過去最高を見込む。