【未来への伝言】小林健 三菱商事社長(中)アフリカなど新興国発展に貢献 (2/3ページ)

2014.4.16 05:00

安倍晋三首相(右から3人目)のアフリカ外交に同行する小林健社長(左から3人目)=エチオピア

安倍晋三首相(右から3人目)のアフリカ外交に同行する小林健社長(左から3人目)=エチオピア【拡大】

 「そこでうちの食料部門に頼み、頭金相当分は主要産品のコーヒーを買って、残りは輸銀ファイナンスで賄った。何回かコートジボワールに来て、トータル5隻を契約した。日本と付き合うといい事がある。援助だけではなく、自国産業の強みを生かし、それを展開することを日本や日本企業はお手伝いしますよと。それが本当の経済関係ではないのかと申し上げた」

 「完成した最初の船の名前は『ヤムスクロ』にした。コートジボワール(象牙海岸の意味)建国の父、ウフェ・ボワニ大統領が生まれた村の名前(現在も法律上の首都)だ。自分が手がけたこの船が今も航行しているのか知りたいと話をしたら、非常に感銘を受けていた」

 《相手国・企業の意識も変わる》

 「首脳会談後の拡大首脳会談の中でこの話をした。アフリカはどうしても、経済援助の話が中心になるし、コートジボワール側も日本はお金持ちだから首相が来て援助でお金をくれると思っている。でもせっかく日本の首相と企業トップがいくので、民間企業にビジネスの実績を説明させてほしいと頼んで実現した」

 「こうしたビジネスの実例が相手国に非常に喜ばれ、安倍首相にはモザンビークでの演説の中で、当社が参画するアルミ製錬事業モザールの話をしていただいた。そこでは1000人の直接雇用、周辺産業を含めると1万人の間接雇用があり、輸出にも貢献している。日本の企業が進出するとこういう利点があり、官民協力の良い例だと思う」

 「個別セールスの話は、あまりできないが、道路とかインフラは政府がやり、民間も別にやれることがあり、現にやっていることを相手のトップに分かってもらうのが重要だ」

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