近畿などの名所旧跡をクラシックカーなどで巡る祭典「ラ・フェスタ・プリマベラ2014」に参加している名車約60台が20日、和歌山市の和歌浦や和歌山城など和歌山県内各地を走り、豪快なエンジン音を響かせた。ポルシェやマセラティなどが姿を現わすと、多くの家族連れらが写真に撮るなどしていた。
同祭典は6回目で、県内を巡るのは3回目。参加したのは1926~70年に製造された国内外の車で、近畿や東海の2府4県約1100キロを駆け抜ける行程。18日に名古屋市の熱田神宮をスタートし、19日には三重から那智勝浦町に入り、串本町の潮岬や白浜町の千畳敷などを経て、20日朝に和歌山市内に入った。そのあと奈良や大阪を経由し、21日に京都でゴールする予定。
和歌山城では、あいにくの雨のなか、大橋建一市長や市の観光キャンペーンスタッフ「アゼリア」が出迎えてドライバーを激励。タレントの堺正章さんも名車に乗り、多くの市民が拍手を送っていた。
和歌山市の小学3年、堀内勇希君(8)と同1年の晴生君(6)兄弟は「ポルシェが一番かっこよかった。ルパン三世みたいな車もあって、乗ってみたい」と笑顔で話していた。