トヨタ自動車は22日、中国の江蘇省常熟市に新設した「トヨタ自動車研究開発センター」を日本の報道陣に初公開した。同社では海外初のハイブリッド車(HV)研究開発拠点で、昨年11月に完成。中国市場で来年販売を始める計画の「カローラ」など向けに、部品などの現地調達率を50%以上に高めるHV技術の開発を進めている。
敷地面積234万平方メートルで、総投資額は約7億ドル(約718億円)。現在2棟ある研究棟では、中国で販売されている品質のガソリンでも環境基準をクリアできるエンジンや、現地調達部品の耐久性など現地化に向けた研究が、一部は24時間態勢で急ピッチに進められている。
でこぼこ道など中国内のさまざまな路面を再現したテストコースで、加速性など中国の消費者の好みにあった開発も行っているという。約320人の研究開発スタッフが勤務している。
トヨタは中国国内の合弁相手2社の工場でHVの量産を始める方針。同センターの奥平総一郎総経理は「HVをより安価に現地化し、中国事業を加速したい」と話した。