マツダの「アテンザ」【拡大】
マツダが25日発表した2015年3月期連結業績予想は、売上高が前期比7.7%増の2兆9000億円、営業利益が15.3%増の2100億円、最終利益が17.9%増の1600億円と増収増益になる。営業、最終ともに2年連続で最高益を更新する見通し。
今年1月に量産を開始したメキシコ工場の本格稼働により、北米向けの販売が増加することなどが寄与する。
消費税増税前の駆け込み需要の反動減を受け、国内販売は6%減の23万台と落ち込むものの、北米は13%増の44万台、中国は17%増の23万台を計画している。
一方、マツダの小飼雅道社長はこの日の会見で、米フォード・モーターと折半出資している北米工場(米ミシガン州)の株式について、全株をフォードに売却する方向で検討を始めたことを明らかにした。同工場での自社生産は、既に12年8月に終了している。