パナソニックの電動歯ブラシの新製品「ドルツEW-DE43」(右)。左側2つの従来モデルよりもモーターを小型化し、持ちやすくした【拡大】
高性能の電動歯ブラシの競争が加速してきた。パナソニックは5月に歯周病の原因菌を除去する新製品を発売する。極細毛ブラシと細かい横磨きが特徴で、業界で初めて日本歯科医師会の推薦を受けた。海外勢の独ブラウンやオランダのフィリップスは、舌の汚れを落とす製品や好みの磨き方を選べる製品を投入。最近は男性にも歯の美白や口臭予防に関する意識が高まっており、各社が性能やデザインを競っている。
パナソニックの新製品「ドルツ EW-DE43」(想定価格約1万7000円)は、1分間に約1万5000往復という高速振動で、細さ約0.02ミリの極細毛ブラシが歯茎に沿って動き、歯と歯茎の間の歯周ポケットの歯垢(しこう)をはじき飛ばす。
歯周病は細菌の塊である歯垢が歯周ポケットに付着し、歯が抜けたりするほか、心臓病や脳卒中との関連も指摘されている。