【ウーマンシップ】エイアンドピープル・浅井満知子社長 (3/4ページ)

　≪Ｑ＆Ａ≫

　■出産経験し化粧品事業参入

　－－２０１２年からは化粧品事業に本格参入している

　「２００５年に初めての出産を経験したが、ホルモンのバランスが崩れ、顔の皮膚がうろこのようにボロボロ落ちるようになり、シミができたりした。それまでは徹夜続きでも大丈夫だったのに…。仕事捨てて母親に徹するべきかとまで思い悩んだが、そんなことで夢を諦めるのは嫌だと考え直し、トラブルに打ち勝つ化粧品を作ろうと決め、ＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）メーカーを訪ねていった。初回のバージョンは納得できず５００セット分を福島県南相馬市に寄付したところ『泡立ちが良い』などの感謝の手紙を相次いでもらった。もっと喜ばれる物をということで商品化につなげた」

　－－商品の特徴は

　「シルク泡ソープやクレンジングジェルなどを『ＭＡＣＨＩＫＯ』ブランドとして発売している。忙しく働く女性をユーザーとして想定し、シンプルな手入れでしっかりと答えを出せる製品とした。売り物は子供が頬をなめたとしても安全なように、わさびや桜の花のエキス、蜂蜜など、えりすぐりの天然成分をバランス良く配合した点だ。例えばわさびは炎症を防ぐ効果がある。自社のサイトで販売し、口コミで広がっている」

　－－販売目標は

　「３年後に億単位の事業計画を策定している。会社というのは柱が１本だけでは強くなれない。当面は二本柱で屋台骨を支えていく」

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【プロフィル】浅井満知子

　あさい・まちこ　青山学院大院修了。歯科技工士、ＩＴ系企業勤務などを経て１９９８年１０月エイアンドピープル設立。群馬県出身。

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