■「感動品質」のブランド戦略で追随許さず
--成長戦略の方向性は
「顧客に感動を届けるサービスを『感動品質』と定め、職員の育成に注力する。感動品質を既に提供している職員の取り組みを組織的に収集して社内に広げ、全役職員が提供できるようになるまで、時間をかけて積み上げていく。決して派手ではないが、こうしたブランド戦略に地道に取り組めば、他社の追随を許さない有力な武器になる」
--保有契約の底上げには、保険離れが指摘される若年層の取り込みなどが欠かせない
「昨年末に発売した割安な平準払いの個人年金保険が好評を得ており、手応えを感じている。若年層の顧客に親和性を感じてもらえるように、年齢の近い営業職員を採用するとともに、意識の変化が激しい若年層とのコミュニケーションギャップの解消を図るため、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)活用なども研究していく。契約者への還元では、個人保険の契約者配当の増配を視野に入れている」