型枠工や鉄筋工といった体力勝負の仕事に比べ、重機オペレーターは女性が働きやすい職種とされる。だが業界では男女とも「25歳定年制」がささやかれている。転勤が多く1カ所に定住することが難しいため、あこがれて入った仕事でも結婚を機に辞める人が多いからだ。続けたとしても、子供が学齢に達したら転勤は難しい。大崎さんの同期も多くが既に退社した。
女性来れば男性も
技能労働者は昨年で約338万人と、ピーク時の455万人(1997年)から25%以上も減少した。若手が入らず高齢化も深刻だ。
そこで政府は、まず外国人労働者の活用拡大を打ち出した。滞在期間が最長3年の外国人技能実習制度を2年間延長して5年とするなどだ。
ただ外国人が数年間で技術を習得することは難しく、「アジアの新興国に日本の技術を移転する」という技能実習制度の狙いは形骸化。日本人の代わりに低賃金で働く労働力とみられてきた側面は強く、出稼ぎ気分の外国人も少なくない。そのため不法就労などのトラブルは避けたいと、業界では「できれば使いたくない」との見方が支配的だ。