代わりに急浮上したのが女性の活用。国土交通省と業界団体は、女性技能労働者を今後5年以内に倍増させ、18万人とする目標を打ち出した。更衣室などの施設整備のほか、出産・子育てサポート、女性を積極活用する現場を工事成績評定で高く評価するなどの対策を急ぐ。「女性が働きやすいイメージができれば、若手男性も入ってくる」(業界団体幹部)との“下心”もある。
ただ全国の現場を渡り歩く技能労働者の働く環境は、家庭生活も重視する傾向が強い20~30歳代の若手のライフスタイルに合っていない。若手の就職を促すには、働き方を根本から見直す必要がある。業界団体の全国建設産業団体連合会の幹部は「一定の地域内で人材を供給する制度作りや、女性が働きやすい職種をいま一度洗い出すなどの工夫が課題」と話す。(藤沢志穂子)