「モバイル時代の新しい買い物体験を提供したい」と語る康井義貴Origami最高経営責任者【拡大】
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用しながら商品を販売する「ソーシャルコマース」の浸透が著しい。昨年4月からOrigami(オリガミ)がスマートフォン(高機能携帯電話)向けに提供している同名のEコマース(電子商取引)サービスもその一つ。気に入ったブランドを「フォロー」しながら商品を買えるうえ、SNSで構築した信頼する友人らの評価を参考にできるのが特徴だ。康井義貴最高経営責任者(CEO)は「モバイル時代ならではの新しい買い物体験ができる」と強調する。
--オリガミの仕組みは
「アプリを開き、アカウントを取得してログインすると、画面にブランドの一覧が表示される。ユーザーは気に入ったブランドをフォローすれば商品を簡単に購入できるほか、ホーム画面上で新製品やキャンペーンの情報を入手可能になる。ブランドはキーワードなどでも検索でき、その取り扱い数は老舗カバンメーカー『吉田カバン』はじめ500以上。売り上げ好調なニューヨーク近代美術館(MoMA)の公式ストア『MoMA DESIGN STORE』も含まれる。アパレルだけでなくインテリアやスマホの周辺製品などまで幅広く網羅している」
--SNSとも連携している
「フェイスブックやツイッターでつながっている友人やファッションに詳しい人が、オリガミ上で商品に『いいね』ボタンを押したり、投稿したりして反応を示せば、情報が自分にも伝わる。それを見て買いたいと思えば、購入ボタンを押すだけで買える。人気商品には何千もの『いいね』がつく。ファッション感度が高いユーザーが押した商品は特に支持されやすい」