地元女子高を出て就職した会社を辞め、洋食器やハーブの種を輸入する個人貿易を始めた。同業者と国際結婚して、福島市内で開業した英会話教室の経営は順調だったが、離婚して起業。2人の子育てをしながら、語学力を生かした企業向けの語学研修や、海外取引で使う製品情報などの翻訳事業を受注して収益基盤を固めた。
◆企業の課題把握
老舗中堅メーカーでの語学研修の中で、社員の家族とのコミュニケーション不足や、メンタルヘルス対策といったその会社が抱える課題を把握し、家族の工場見学会を開いたのをきっかけに、研修やコンサルティングに参入した。
行政の補助事業を発展させ、起業支援をビジネス化するなど、外部委託も活用して事業を広げた。製品情報や会社案内などの翻訳事業は、東京電力福島第1原発事故による製品の安全性評価などに伴って需要が伸び、現在も収益の柱として業績に貢献している。
子育てをしながら会社をつくった経験をもとに、女性の起業支援も強化する。会津地方に生まれ、幕末に活躍した福島県を代表する女性、新島八重の代名詞である「ハンサムウーマン」の育成だ。
社名には「クリフ=がけ」からはい上がるとの意味も込められ、八重のような不屈の精神でビジネス拡大を図る。(大塚昌吾)
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【会社概要】クリフ
▽本社=福島市新町6-35
▽設立=2008年2月
▽資本金=500万円
▽従業員=13人
▽事業内容=多言語翻訳、起業支援のほか、外部委託も活用した企業や金融機関、総合病院、行政向けの課題解決研修などを幅広く手がける
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