■ヒーローの心と強さに触れ
ソチ五輪に続き、サッカーのワールドカップ(W杯)など4年に1度のスポーツイベントが続く中、国内外の選手たちに用具を提供するミズノは、大阪市住之江区の大阪本社ビルで「ミズノスポートロジーギャラリー」を公開している。選手の人柄やスポーツの歴史を体感できる“宝箱”が広がっている。
◆選手愛用品と同じ
高さ147メートル、31階建て。ミズノの大阪本社ビルは市内でも有数の高層オフィスビルだ。ギャラリーは社員らも出入りする正面入り口から入ってすぐの1階に広がっている。
中に入ると、米大リーグ・ヤンキースのイチロー選手やサッカー日本代表の本田圭佑選手ら同社契約選手の等身大パネルが目に入る。傍らにはシューズやスパイク。よくある展示と違うのは、選手が使っているのと全く同じ製品が展示され、さらにそれを実際に手にとることができる点だ。
案内してくれた同社広報宣伝部の木下今日さんによると、形状やデザインだけでなく、特注の刺繍(ししゅう)まで選手の愛用品と同じだという。
プロ野球の阿部慎之助選手(巨人)や前田健太選手(広島)らのグラブを眺めていると、木下さんが「前田選手は背番号と同じ数だけ勝ちたいと、18個の星を刺繍していますよ」と教えてくれた。手に取って内側をのぞき込むと「地車魂」の文字や多くの星の刺繍がある。ほかには、吉見一起選手(中日)のグラブには「家族」との刺繍があり、球場では伝わらない選手の人柄に触れたような気がして親近感が湧く。
同社のギャラリーは1992年のビル完成時から設置されていたが、2011年に始まった大阪マラソンで本社周辺がゴール地点となったことから、一般の人にも見てもらおうと全面リニューアルした。