福祉車両の販売台数【拡大】
福祉車両の販売台数は国内自動車販売(約569万台、13年度)の1%に満たない。ただ車いすを使用する家庭への福祉車両の普及率も1%にとどまっている。日本の人口は2050年には9700万人まで減少し、世界が経験したことのない「高齢化率4割の国」になる見通しだ。市場の伸びしろは大きい。
福祉車両が認知されるに伴いユーザーも従来メーンだった介護施設などから、個人客に移っている。自動車大手幹部は「要介護者が増える中、福祉車両の販売は介護に迫られた家族との接点づくりにつながる。まだもうけは少ないが、今のうちに育てておくべき分野だ」と話す。
日本自動車工業会が今月発表した13年度の福祉車両販売台数は4年連続で前年実績を上回った。特に軽自動車は1万5471台と前年度比10.2%増加。一方、普通・小型自動車は3.0%減の2万4366台にとどまり、3年ぶりの前年割れとなった。市場の拡大とともに福祉車両の分野でも軽シフトが進んでいる形だ。