50インチ台で、店頭価格が30万円台前半にまで値下がりした4Kテレビ。価格下落が進みそうだ=3月16日、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田【拡大】
現行のフルハイビジョン(HD)に比べて解像度が4倍という高画質を楽しめる「4K」テレビの試験放送が2日午後にスタートする。テレビの買い替え需要をにらみ、家電量販店などは売り場を拡大するが、対応テレビ以外にも複数の機器を用意する必要があるなど家庭で見るにはまだハードルが高い。疑問点をQ&Aで整理した。
Q 試験放送はどうすれば見られるのか
A NHKや民放キー局、スカパーJSATが共同で、CS(通信衛星)デジタル放送のチャンネルを使い、音楽やスポーツ中継などの番組を1日当たり6時間程度放送する。視聴するには4K対応テレビに加え、放送を受信するチューナー、対応パラボラアンテナ、専用ケーブルなどの機器のほか、スカパーの視聴契約が必要となる。
Q すぐに見られるのか
A 対応チューナーがないため、家庭で見るには、シャープ製のチューナー内蔵レコーダーが発売される25日が最短。ソニーは秋にチューナーを発売する予定だが、他のメーカーの対応は未定だ。
Q サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は
A 総務省は、試験放送の目玉番組としたい考えで調整を進めているが、放送は決まっていない。予選リーグの日本戦は15、20、25日(いずれも日本時間)の3日間のため、家庭で観戦するのは難しい。ただ、家電量販店などにはチューナーが先行入荷されるため、店頭での「街頭テレビ」が人だかりとなりそうだ。
Q 本放送はいつ始まる
A 平成28年ごろを目指している。だが、地上波での放送は現時点で想定されていない。試験放送用の機器がそのまま使えるかどうかも分からない。
Q では4K対応テレビを買うメリットは
A 国内大手の製品は、地上波放送などのフルHD映像を、高精細な4K映像に処理する機能を備えている。特に大型画面では、普段見る地上波でも4K対応テレビの画質が良いことが明確に分かるため、買い替え時に選ぶ人が増えている。
調査会社のBCNによると、4K対応テレビの平均価格は今年4月時点で32万5600円。まだ高価だが、東芝が想定価格約23万円の40型の投入を予定するなど、今後の開発競争で値下がりが加速する可能性もある。