資生堂の高価格帯ブランド「クレ・ド・ポーボーテ」の最高級シリーズ「シナクティフライン」の新製品。右のクリームは12万9600円=2日、東京都港区【拡大】
「コスメデコルテ」ブランドで高価格帯商品を展開するコーセーは「駆け込み需要が大きかった分、反動はあるが、想定ほど大きくない」(広報室)という。売り上げを下支えするのが増税前に以前から関心のあった高価格帯化粧品を新たに買った新規顧客の存在。化粧品各社にとっては、新たな客層への接点ができたという。
同ブランドの「AQ MW」シリーズでは4月以降、口紅やアイシャドーといったポイントメークの色数を従来に比べ大きく増やした。「色を増やすことで新規顧客の受け皿を増やす」といい、ブランド全体のさらなる拡大につなげたい意向だ。
ポーラ・オルビスホールディングス(HD)傘下のポーラは最高級ブランド「B.A」を展開。増税前後を合わせた1~5月は、計画を上回る売り上げで推移している。消費税増税後の4月に発売したUV機能を持つ新製品の売れ行きも好調だ。
「もともと高価格帯商品に定評のあるブランド。高付加価値化路線を今後も進め、ニーズの上がる海外でもアジア中心に強化していきたい」としている。