NTTコミュニケーション科学基礎研究所は2日、筋肉の動きを音で表現することで、スポーツの上達を支援する技術を開発したと発表した。たとえば野球の投球で「腕を振る」「球を置きにいく」など、実感しにくいコツを「聞こえる化」し、直感的に習得できるようにする。
身体につけたセンサーで、筋肉が動いたときに発する電気信号や、身体の動きの加速度を測定、情報処理し、事前に設定した値との違いを合成音で表現する仕組み。下半身の使い方を課題としている投手の場合、肘や腿の裏にセンサーを装着。全身の筋肉をうまく使えているときには、投球と同時に「ヒュー」と鋭い音が流れる。音色によって、投球の善しあしを自分で簡単に判断できる。
種目や選手ごとの課題によって、センサーをつける場所や数を変更する。理想とする選手の動きと同じ数値を設定したり、スランプを脱出したい選手の練習での活用を検討している。スポーツ以外にも、リハビリなど医療現場への応用も視野に入れている。