開湯から約1200年とされる能登半島の和倉温泉で、1875(明治8)年に創業した。温泉街を見渡せる高台に立地し、直木館(1966年新築、92年改築)と西館(74年新築、91年改築)で構成し、総客室は76室、宿泊人数は約400人。男女別の大浴場のほか、七尾湾を眺望できる露天風呂、ケイ藻石浴などが備えられていた。
ピークの85年頃には年間売上高は10億円台に上っていたが、バブル崩壊以降の長引く景気低迷の影響で、売り上げはじり貧状態となっていた。
収益の悪化から過去の設備投資が重荷となり、実質的な赤字状態が続き、資金繰りも逼迫(ひっぱく)していた。また、水道料金を4年以上にわたって滞納したことから地元自治体が提訴するなど、対外的な信用も失墜していた。(東京商工リサーチ)
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【会社概要】益田国際観光ホテル島田家 (4月上旬現在)
▽本社=島根県益田市
▽設立=1984年11月
▽資本金=1000万円
▽事業内容=旅館経営
▽負債総額=約3億2400万円
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【会社概要】能登観光ホテルなおき(5月上旬現在)
▽本社=石川県七尾市
▽設立=1961年10月
▽資本金=1000万円
▽事業内容=温泉旅館経営
▽負債総額=約20億円
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