〈チェックポイント〉
益田国際観光ホテル島田家は、天皇陛下も宿泊された知名度の高さで人気を集めていたが、過去の「遺産」の上にあぐらをかき、設備の老朽化への対応が遅れて客離れを招いてしまった。関係先への支援要請も後手に回り、行き詰まった。計画的な経営が進められていたのだろうか。
能登観光ホテルなおきは、能登の温泉地として有名な和倉温泉に立地し、過去には人気を博したが、バブル崩壊とともに業績が悪化。過去の設備投資が負担となった。公共料金の滞納などで信用は地に落ち、再建の道が断たれた。設備投資の妥当性は検証できていたのか。(東京商工リサーチ取締役情報本部長 友田信男)