関西空港(上)と大阪空港【拡大】
新関西国際空港会社が、関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却(コンセッション)の入札条件として、最低落札額を2兆円強とすることで最終調整していることが29日、分かった。運営期間は45年間で、毎年平均400億円以上を支払う。この収入で新関空会社は約1兆2000億円の負債を完済できる見通し。実現すれば、民間資金活用による社会資本整備(PFI)事業で、国内最大規模となる。
新関空会社は、入札条件などを盛り込んだ実施方針を7月にも公表する予定で、平成27年夏には運営する民間企業を入札で決める。運営開始の時期は、新関空会社の株主である財務省や国土交通省との調整を踏まえ、27年度後半になりそうだ。
入札には複数の企業が連合を組んで参加。有利な条件を示した企業連合が優先交渉権を得て、運営するための特定目的会社を共同出資で設立する。総合商社や不動産大手と金融機関のほか、空港運営のノウハウをもつ外資が関心を示しているとされる。
落札した企業連合は保証金数千億円を先に払い込み、落札額から差し引いた残額を45年間かけて支払う。