6月27日の株主総会集中日に、東京証券取引所2部上場で、キノコ生産大手の雪国まいたけの社長が交代した。創業家の急襲ともいえる動議で、前社長の星名光男氏が総会で取締役に選任されなかったためだ。昨年11月に東証に提出した過去の不適切な会計処理問題で、創業家の影響を受けないようにすることを改善要項にあげたが、創業家が動議に賛同したことは明白。今回の事態が関与にあたるかどうかなどが、今後の焦点になる。
雪国まいたけは6月27日の定時株主総会で、会社提案の取締役人事案に対し、大株主の一人である大平安夫氏から、違う人選での取締役選出の動議が出された。会社提案では星名氏らの再任だったが、動議では、星名氏を含む取締役7人のうち、6人を入れ替えるものだった。
この動議が賛成多数で可決され、星名氏らは取締役を退任。会社側提案の取締役1人は、その後、就任を辞退し、動議提案の6人が取締役に就いた。社長には元ホンダ専務で「NEW DEVICE」代表取締役の鈴木克郎氏が就任したほか、元日銀審議委員の中原伸之氏も取締役に就いた。