宇宙で衛星が正常に動くかどうかを確認する「大型スペースチャンバー」=2日、東京都府中市【拡大】
NECの宇宙事業は衛星搭載機器の受注が多く、人工衛星の納入実績は少なかった。人工衛星の受注は国内しかなく、今後は同センターの稼働を契機に、需要が膨らむアジアや中東からの受注を増やしたい考えだ。
国内メーカーでは三菱電機も人工衛星を製造している。昨年に鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)に新工場を建設し、人工衛星の年間生産能力を4機から8機に拡大。海外受注に力を入れており、3月にはトルコの国営衛星通信会社「トルコサット」に通信衛星を引き渡している。
ただ人工衛星は生産能力の高い米国のロッキードやボーイングなどが強い。国内で約6割の市場シェアがある三菱電機も海外シェアは低く、海外勢と国内勢の差は大きいのが現状だ。