【エンジニア革命】「マネジメント」力で飛躍 (1/4ページ)

2014.7.5 05:00

米ゼネラル・モーターズ(GM)の従業員集会で話すバーラCEO=6月5日、米ミシガン州(GM提供、共同)

米ゼネラル・モーターズ(GM)の従業員集会で話すバーラCEO=6月5日、米ミシガン州(GM提供、共同)【拡大】

 □エレクトリフィケーションコンサルティング代表・和田憲一郎

 ■過去の負債、一掃できる技術者になれ!

 最近、クルマでリコール(回収・無償修理)が多発している。6月11日に、トヨタがタカタ製エアバッグに関し全世界で227万台のリコールを発表したのに続き、23日には同エアバッグで、ホンダ、日産、マツダが総計で約300万台に及ぶリコールを発表した。米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)に至っては、16日にエンジンを点火するイグニション・スイッチの不具合で355万台のリコールを発表しており、今年だけでもGM単体で約2000万台にのぼる。

 今回の特徴は、初めてというより、過去に何度か実施しており、さらに追加でのリコール処置となるなど、複数回起きていることが特徴だ。誤解なきように言えば、リコールは必ずしも悪いことではない。技術・製造面で不都合な状況が見つかれば、速やかにリコール処置を行い、ユーザーに安心を届ける必要がある。

 リコールの記事を読んで筆者も思い出したことがある。というのは、内装設計時代に助手席エアバッグでリコールを出した経験があるからだ。原因を突き止めるためには、設計面なのか製造面なのか、数年前に遡(さかのぼ)って徹底的に調査しなければならない。これは非常に根気と時間を要するものだ。今回、この面から考察してみたい。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!