「大義に対しての献身、団体に対する忠誠心、団結心、責任感、そして精神力・体力的なスタミナなど、日本人にはたくさんの長所もある。あと必要となるのは、課題を見据えて直視できる勇気と、それを解決すべく挑戦し、ガチンコで戦う気持ちだ。明治維新や敗戦の大変な困難を乗り越えていった先人たちのことを考えると、今の困難など小さなものだ」
「日本人には『前向き、外向き、上向き』の3つの向きが大事だろう。今は『後ろ向き、内向き、下向き』になって自信喪失気味のようだが、人も社会も国も『前向き、外向き、上向き』に気持ちを変えるようマインドをリセットし、今一度奮起しなければならない。勇気を持って前進すれば、その先に必ず未来は開けると信じている」(小島清利)
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【プロフィル】古森重隆
こもり・しげたか 東大卒。1963年富士写真フイルム(現富士フイルムホールディングス)入社。富士フイルムヨーロッパ社長などを経て、2000年社長、03年最高経営責任者(CEO)を兼務。12年6月から現職。旧満州生まれ。