資生堂、エリクシール新商品発表　２０年度に売上高５００億円超

　資生堂は１８日、主力スキンケアブランド「エリクシール」の化粧水や乳液など４品目の新商品を１０月２１日に発売すると発表した。全品目に肌の弾力のもとになる「コラーゲン」を生み出す独自成分を配合。広告には新たにフリーアナウンサーの滝川クリステルさんを起用し、ブランド力の強化を目指す。

　滝川さんは１８日の記者会見で、「アンチエイジング（抗加齢）が気になる年頃なので、エリクシールを楽しみにしている」と述べた。魚谷雅彦社長は、「エリクシールを国内スキンケア市場でシェア１位にしたい」と抱負を語った。

　同社によると、２０１３年度のエリクシールの売上高は２８０億円と国内市場４位だが、２０年度には５００億円超まで伸ばす計画。第一歩となる今回は、商品企画や開発に営業などの意見を反映し、「肌のハリ」など顧客が求める効果のある商品を目指した。

　化粧水は肌の質に合わせて３種類を用意し、市場想定価格は３２４０円（１７０ミリリットル）となる。