■新興国に最先端の石炭火力を輸出
--2014年度から3カ年の新中期経営計画で部門連携による7つの成長分野を掲げた
「国づくりに貢献するインフラは部門連携の場面が多い。ブラジルの国営石油大手のペトロブラスや仏電力大手GDFスエズなど戦略的なパートナーと徹底した顧客目線で取り組むことで、ビジネスの幅が広がってきた」
--具体的には
「ペトロブラスであれば、深海油田向けの関連事業は膨大で、浮体式石油・ガス生産貯蔵積み出し設備の用船事業だけではない。遠隔操作による監視システムや機械・部品交換サービスへと発展している。提携するメキシコ国営石油ペメックスは、傘下にガスや探査・生産部門もあり、ガスを使った事業への広がりを期待している」
--アジアや新興国で卸発電事業を活発化させている
「これからは環境負荷が低い『超々臨界圧』と呼ばれる石炭火力の最先端技術が目玉になる。中国やモロッコに続き、東芝とIHI連合の先端技術を使った石炭火力の運営をマレーシアで受注した。インフラ輸出は資金調達からサービス、パートナー戦略までの総合力が求められ、プロジェクトを統括できる人材育成が鍵を握る」