2014年度第1四半期決算について記者会見する、シャープの高橋興三社長=1日午後、東京都港区【拡大】
シャープが1日発表した2014年4-6月期連結決算は、最終損益が17億円の赤字となった。欧州での太陽電池事業からの撤退に伴う損失などが影響した。同期の赤字は4年連続だが、前年の赤字179億円のほぼ10分の1に減った。通期最終益300億円の目標は据え置いた。
売上高は1.9%増の6197億円、営業利益は55.0%増の46億円。
欧州太陽電池事業の撤退については、解決金143億円を特別損失として計上したが、訴訟損失引当金戻入額を192億円計上したことで、ダメージを軽微に抑えた。
事業部門別の営業損益は、液晶が21億円、デジタル情報家電が26億円と、それぞれ黒字に転換した。欧州太陽電池の撤退などをした電子デバイスは35億円の赤字で、液晶の回復を打ち消した。
4-6月期に最終赤字となった大手電機は、NEC(赤字101億円)に次ぐ。営業損益も赤字だったNECを除けば最小規模にとどまり、まだ他社との格差は大きい。