スズキが1日発表した2014年4~6月期決算は、営業利益が前年同期比15.5%増の509億円、最終利益が38.8%増の375億円といずれも同期間としての過去最高を更新した。
消費税増税前の駆け込み需要で積み上がった受注残の影響が残る国内と、新車効果で販売好調が続く欧州が、タイやインドネシアの落ち込みを補った。
売上高は5.1%増の7104億円だった。
同日会見した長尾正彦常務役員は、今後の見通しについて「受注残もなくなった。7~9月期以降の国内需要は見通しにくい」と述べた。15年3月期通期の業績予想については据え置いた。