水谷:若手から日本を代表する著名な方まで、様々なデザイナーたちとともに国産材を使った商品に取り組んできたのも、その一つです。収益を還元して林業の活性化につなげるのはもちろん、都市で暮らす人々に興味を持ってもらうことにこそ、最も大きな意味がある。これが、ファッションやアートなど、創造分野とのコラボレーションに取り組む理由です。逆に言えば、植林や間伐だけが森づくりではない、ということですね。みなさんが暮らしの中で木や森に関するものを選ぶことが、“森づくり”につながる一つの方法になるのです。こうした取り組みを通して、日本人が育んできた豊かな“木の文化”を世界に向けて発信し、持続可能な社会のあり方をともに考えていきたいと思っています。
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【プロフィル】水谷伸吉 一般社団法人more trees事務局長
みずたに・しんきち 1978年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部を卒業後、2000年より(株)クボタで環境プラント部門に従事。03年よりインドネシアでの植林団体に移り、熱帯雨林の再生に取り組む。07年に坂本龍一氏の呼びかけによる森林保全団体「more trees」(モア・トゥリーズ)の立ち上げに伴い、活動に参画し事務局長に就任。森づくりをベースとした国産材の利用促進のほか、カーボンオフセットや地域活性化も手掛ける。
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文=深沢慶太 Text:Keita Fukasawa
対談者=土田耕作(株式会社スリーボンドホールディングス取締役/Creators’ Bonding エグゼクティブ・プロデューサー)/ Interlocutor:Kosaku Tsuchida