東京はバブル期に、米ウォール街や英シティーに並ぶ金融センターに成長すると期待されたが、成長著しい他のアジア市場に追いつかれつつあり、東京株式市場では上場企業の外国企業の割合が極端に少なく、国際性などの面で見劣りしている。
また、日銀のまとめによると、外国為替市場の取引高の世界シェア(2013年10月現在)で東京は9.5%と、ロンドン(56.3%)とニューヨーク(20.8%)に次ぐ3位だが、規模では大きく離されている。
国内外の金融機関や日銀でつくる東京外為市場委員会の星野昭議長(三菱東京UFJ銀行金融市場部副部長)は「日本では銀行と証券の垣根がまだ高く、銀証一体型の外資が商売しづらいのが弱点」と指摘する。
都の推進会議では山積する課題を一つずつ検証することになるが、総花的な取り組みでは中途半端に終わる恐れもある。国際金融センター構想の実現にあたっては、的を絞りながら将来像を示す必要がありそうだ。