合繊大手5社の2014年4~6月期連結決算が7日、出そろった。自動車関連や航空機向けの高機能繊維などが好調で3社が大幅増益を記録。金融支援を受けるユニチカは不採算事業の整理に伴う特別損失を計上し、最終赤字となった。
東レは炭素繊維事業の営業利益が、前年同期比79.7%増の46億円と大幅に伸びた。米ボーイングの旅客機「B787」の主翼や胴体の構造材に採用されており、「B787の増産に伴って需要が拡大した」(深沢徹取締役)。帝人も航空機向けや米国でシェールガスの生産が拡大し、圧力容器向けの需要が堅調だった。
一方、クラレは液晶パネルの偏光板向けフィルムの販売量が約1割伸び、増益に寄与した。
■合繊大手5社の2014年4~6月期連結決算
売上高 営業利益 最終損益
東レ 4486( 11.4) 215( 19.3) 147( 11.0)
帝人 1818(▲ 0.9) 48( 2.6倍) 16( 7倍)
クラレ 1051( 12.9) 139( 33.7) 72( 11.1)
東洋紡 829(▲ 2.8) 40(▲22.9) 21(▲29.0)
ユニチカ 379(▲ 0.8) 15(▲17.2) ▲33( - )
※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%。▲はマイナスまたは赤字。-は比較できず