時計メーカー各社が、GPS(衛星利用測位システム)電波の受信機能を持った高級腕時計の品ぞろえを強化している。各社とも、従来製品に比べ大幅な小型化を実現するとともに、デザインにも工夫を凝らして幅広い層に訴求する考えだ。
セイコーウオッチは、従来品の約30%小型化を実現したGPSソーラー腕時計「アストロンシリーズ」を9月下旬に投入する。ボタン操作一つで、GPS衛星から位置と時刻情報を受信し、世界中どこにいても現在地の時刻を表示できる。限定品を含め全9機種。価格は18万~30万円(税抜き)。
消費電力を従来製品に比べ4割削減。部品を小型化したことで、時計全体のサイズも小さくできた。「デザインの領域を広げ、より多くの顧客に訴求していく。いずれは女性向けも投入したい」(千田淳司・セイコー第一企画部課長)と意気込む。
一方、シチズン時計は、人工衛星から時刻情報の取得が最短で世界最速の3秒と高速ながら、衛星電波時計としては業界最薄の12.5ミリを実現した腕時計「エコ・ドライブサテライトウエーブF100」を10月10日に発売する。