画像を生成するマシン群【拡大】
ここまでとことんこだわった、芸術の領域とも言える3D・CGだが、その制作の下支えとなったのが、デルのワークステーション製品であった。
『STAND BY ME ドラえもん』の制作には、デルのワークステーション「Precision T7600」が6台利用された。導入期間は2012年11月から2013年の2月。
CGスーパーバイザーの鈴木健之氏は、「当初はPrecision T5500を利用していたんですが、制作の中でスペックを強化していきました。最終的に合成のチームはPrecision T7600を、レンダリングには同じくデルのOptiPlexシリーズを多数利用しました」と説明する。
「『friends もののけ島のナキ』制作当初はメモリーが6ギガバイトしかなく、映像表現に制限がありました。そこでもっとメモリーを多くしたいという要望があり、今回は32ギガバイト以上という予算的にかなり無茶をしたので、当時と比較すればかなり余裕がありました。しかし、空から見た町などでは、結果的にスペックをギリギリまで使った映像となってしまいました。もっと多くて、もっと高速でもいいぐらいですね」と振り返る。
◆4年間トラブルなし
Precisionシリーズを選定した理由としては、筐体(きょうたい)のメンテナンスがしやすく、パーツの換装や追加が容易。そしてHDDを複数台搭載して管理する「RAID環境」を構築できるためだ。「プロジェクトによっては席替えや移動があるのですが、外付けで同じ環境を構築するのは移動の際に煩雑になりやすい」(鈴木氏)という。