パイオニアが、クラブなどで使われるディスクジョッキー(DJ)機器の事業について売却を検討していることが4日、分かった。
同社のDJ機器は世界シェア首位でブランド力も強いが、カーナビゲーションシステムなど主力の車載関連事業に経営資源をシフトさせる。売却先として投資ファンドなどが候補に挙がっており、売却額は600億円規模になるとの見方もある。
パイオニアは、新興国メーカーとの価格競争で苦戦するブルーレイディスクなど家庭用AV(音響・映像)機器事業の売却を既に決定。AV機器子会社の株式を香港の投資ファンドとオンキヨーに売却する方針だ。
同社のDJ機器は世界的にファンも多く、利益も確保している収益事業のため、当初は売却しない方向だった。ただ、事業構造を見直す中で、経営資源を集中させる必要があると判断したとみられる。