インドで地場携帯電話メーカーのマイクロマックスが同国の市場を席巻している。香港の市場調査会社カウンターポイント・リサーチのリポートによると、今年4~6月期のインドの携帯電話出荷台数で、マイクロマックスが最大手の韓国サムスン電子を追い抜き、はじめてシェア首位を奪取した。マイクロマックスは携帯電話の出荷台数で世界10位となり、低価格を武器に躍進を続けている。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
スマートフォン(高機能携帯電話)や従来型携帯電話を含む同国の携帯電話の総出荷台数シェアは、マイクロマックスが1~3月期の13%から4~6月期には16.6%に伸びた。これに対し、韓国サムスン電子は16.3%から14.4%に後退し、首位から陥落した。次いでフィンランドのノキア(10.9%)、地場カーボン(9.5%)、地場ラバ(5.6%)の順となっており、トップ5社のうち3社を地場メーカーが占めた。