新日鉄住金名古屋製鉄所に入る消防車両=4日午前、愛知県東海市【拡大】
取引先の自動車各社は在庫で当面賄うため「6日まで国内の全工場は稼働できる」(トヨタ自動車)、「今のところ影響はない」(三菱自動車)という。東日本大震災でサプライチェーン(供給網)が寸断された教訓から、各社が在庫量を増やしていた効果が出た格好だ。
ただ、自動車各社は名古屋製鉄所で生産される製品の半分に当たる年約300万トンの供給を受けているだけに「今年に入ってトラブル続きの上、現時点で再開のめどが立っていないのは不安だ」(大手自動車幹部)との声も上がる。
新日鉄住金は、コークス炉の石炭塔に長期間保存されて水分が低くなった石炭がコークス炉内に移される際、何らかの原因で入った空気によって自然に発火、爆発につながったとの見方を強めているが、一刻も早い原因の特定と稼働再開が喫緊の課題となっている。