空中投影、複数人が裸眼で観察 慶大教授ら新型3Dディスプレー開発 (2/2ページ)

2014.9.8 06:46

 同ディスプレーの原理は、ARIA(Active-Shuttered Real Image Autostereoscopy)と呼ばれる方法を応用。まず、モーションキャプチャーセンサーで、ユーザーの視点位置を計測し、その頭部位置に対応した両眼視差映像を液晶ディスプレーに表示。続いて、その映像をフレネルレンズを使い、液晶の手前の空間中に実像として結像する。

 このままでは、左目用と右目用の映像がそれぞれ両目に入ってしまうため、液晶とフレネルレンズの間に、左右の目にそれぞれに対応した映像が入るよう光線の進行方向を決定するアクティブシャッターの役割として透明液晶ディスプレーを配置した。

 これにより、両眼視差(左右の目に応じた映像を投影)と運動視差(頭の位置の変化に応じて視点が変化)の両方に対応した。また、液晶ディスプレーを複数台設置することで、複数人が1カ所で同時に異なる3D映像を観ることができる。視野角は150度と広い。

 このシステムでは、提示映像にユーザーが直接手を伸ばしたり、空中に3DのCGスケッチを描いたりなどでき、博物館展示、デジタルサイネージ、アーケードゲームなどへの応用が期待される。

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