ヒト型ロボット「おしゃべりまーくん」について説明するパートナーズの盛田慎二社長【拡大】
パートナーズはもともと、企業向けに販促品を作ってきた。現在も月50種類の販促品を開発し、累計では5000種類以上にのぼる。先日のサッカーW杯でも、自動販売機の「当たり」用に、優勝トロフィーをかたどった時計などが入った景品を手がけた。まーくんの開発は、10年前に音声認識機能のついた販促用の人形を作った際、「市販すれば多くの人に愛される」(同)と考えたことから始めた。
ソフトバンクが感情を認識できるヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」を開発するなど、ロボットのハイテク化が進むなか、まーくんは必ずしも高機能とはいえない。だが盛田社長は「ニーズさえつかめば必ずしも最先端技術は必要ない」と言い切る。同社はかつて「さっちゃん」と名づけた高機能版を開発したものの、「老人に使いこなせない」と発売直前で取りやめた経緯がある。
まーくんは、近くヨドバシカメラの11店舗でも販売開始されることが決まっている。来年には女の子版を投入し、振り込め詐欺への注意を促す会話を盛り込む構想もある。
「高齢化でこうしたロボットのニーズは増える。お年寄りに会話させ、行動を促したい。それが残りの人生を幸せに生きることにつながる」。盛田社長は高齢化の問題解決に意欲をみせる。(井田通人)
◇
【会社概要】パートナーズ
▽本社=東京都新宿区住吉町3-2 山田ビル
▽設立=1991年9月
▽資本金=1000万円
▽従業員=30人
▽事業内容=販促品やロボットの開発・販売