三菱鉛筆は12日、芯が常にとがった状態で書き続けられるシャープペンシル「クルトガ」の児童向けモデルを11月14日発売すると発表した。本体価格450円。従来品は芯の太さが0・3ミリと0・5ミリの2種類だったが、新商品は小学生の学習ノートに適した0・7ミリ芯に対応し、筆圧をかけて太い字を書けるようにした。
クルトガは、筆圧を利用して芯を回転させることで、芯の先を常にとがった状態に保つ独自構造のシャーペン。平成20年の発売以来5000万本を販売したヒット商品で、同社によると、高校生では6~7割が使っているという。
児童に対しては鉛筆を使うよう指導している小学校もあるが、同社は「塾通いの子供も多く、ニーズは高い」とみている。