資生堂は10日、20~30代向けメーキャップブランド「マキアージュ」を刷新し、口紅の新製品「ドラマティックルージュ」を11月21日に発売すると発表した。今回の口紅を皮切りに来年1月以降、マキアージュから香水やファンデーションなど新製品を順次投入。新たなブランドイメージを確立し、収益力の向上につなげる。
ドラマティックルージュは特殊な美容オイルを使い、唇のつやや保湿効果が長持ちするのが特徴。ケース色にはピンクゴールドを採用して「ほのかな艶」を演出した。赤系の「イノセントグラマー」など10色をそろえ、市場想定価格は3240円。
資生堂の魚谷雅彦社長は経営改革の一環として、10月に各ブランドの研究開発から生産、販売、損益管理まで一貫して担当する責任者を置く制度を導入し、ブランド戦略の見直しを進める方針。マキアージュを担当する堀井治伸氏は10日の発表会で、「新しい美しさを持つレディ(女性)を彩るブランドに進化させる」と述べた。