引き続き技術をブラッシュアップ
全体として体に負担は感じなかった。ただ、500キロ走行のときに、「ゴーッ」と低く響く雑音や車内での揺れは、現在走っている東海道新幹線に比べるとやや大きく感じた。また、実験線は標高の高低差が約400メートルあり、気圧差が原因か、旅客機の離着陸時に感じるような耳がツーンとした状態に何度かなった。
この日の体験乗車は約25分。実験線を往復する形で時速500キロを2度体感した。車両が減速し、浮上走行からタイヤ走行に戻る際には旅客機が着陸するような軽い衝撃を感じたが、停車はとても静かだった。
山梨実験センターの遠藤所長は報道陣に「引き続き技術のブラッシュアップをしていく。東海道新幹線も(開業から)50年かけてここまで進歩してきた。技術に磨きをかけ、乗り心地を向上させ、コストを低減させていく」と強調する。日本の未来を大きく変えるはずのリニアは、13年後の2027年に予定される開業まで試験走行を重ね、進歩を続ける。