インドネシアの成長率と自動車販売台数【拡大】
古くから東西文明が交差する海上運送の要衝だった地理的特性を生かし、輸出基地として活用する動きも活発化してきた。森永製菓は現地菓子メーカーと昨年9月に合弁会社を設立。来年度以降は自社ブランドのキャラメルやソフトキャンディーなどの生産を開始、「中東などイスラム圏にも輸出する生産拠点にする」という。
自動車業界では、ダイハツ工業を含めたトヨタグループが生産台数の約8割を輸出する。3月には中東など11カ国に、インドネシア製の新興国向けセダン「ヴィオス」の出荷を始めた。
トヨタの福井氏はインドネシアについて、「アジアで最も重要な市場の一つ」と強調。その上で「タイ、インドを加えた3拠点で補完し合いながら、ベトナムなど新興国や次に続くミャンマー、カンボジアなどメコン(川流域)地域を重層的に攻める」と今後の戦略を説明した。その核となるインドネシアから目が離せない。(田辺裕晶)