北海道電力は25日、川合克彦社長(62)の後任に真弓明彦副社長(60)が同日付で昇格する人事を発表した。川合社長は代表権のない相談役に退く。川合氏は体調不良のため8月下旬から通院を続けていた。日常生活に支障はないが、社長を続けることは難しいとして、本人から辞任の申し出があったという。
北海道電は泊原発の停止で火力燃料費が膨らみ、昨年9月に電気料金の値上げを実施。しかし、2014年3月期連結決算で3年連続の最終赤字を計上し、今年7月末には再値上げを政府に申請し、審査が進んでいる。日本政策投資銀行から500億円の資本支援を受けているが、経営改善の見通しは立っていない。
川合氏は担当医から「回復には相当時間がかかる」と指摘されたといい、「再値上げが決まらない中、退くのは申し訳ない」と話しているという。
北海道電の上田淳東京支社長は「社長就任後、2度の値上げ申請を経験し、大変だったと思う」と語り、「辞任と経営責任は関係ない」と述べた。
【プロフィル】真弓明彦
まゆみ・あきひこ 北海道大卒。1979年北海道電力入社。常務などを経て2014年1月から副社長。北海道出身。