トヨタに肉薄しているのがVWだ。マルティン・ウィンターコルン会長は1日のショー開幕前夜のイベントで、14年に世界販売1000万台を超える計画の達成に自信を見せた。
ショーではモーターだけで50キロ走行する中型車「パサート」のプラグインハイブリッド車(PHV)も公開。トヨタが得意とするエコカーでも追い上げる。
王座から遠ざかっているGMも虎視眈々(たんたん)と復権を狙っている。
1日には、中国で18年までに140億ドル(約1.5兆円)を投じ、5つの工場を建設する計画を発表した。年間500万台以上を販売し、米国に続く収益源に育てたい考えだ。
お膝元の米国もリコール問題の影響が懸念されたが、9月の新車販売は前年同月比19.4%増と好調で、首位を維持している。
VWも中国で18年までに約180億ユーロ(約2.4兆円)を投じて生産能力を高める構えで、「1000万台クラブ」のライバルは規模拡大にアクセルを踏む。 トヨタは拡大路線の反省から、13年から3年間の工場新設を凍結しているが、いかに競争力を高めていくかが問われている。
(田村龍彦)