7日開幕する家電・IT(情報技術)の見本市「CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン) 2014」では最先端の自動車技術も相次いで披露される。特に目玉となるのは、マツダが初公開する自動運転車。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダに続く4社目の実車公開となり、自動運転の開発競争が加速しそうだ。
マツダの自動運転車は米国向け「マツダ3(日本名・アクセラ)」をベースに開発した。高精度の衛星利用測位システム(GPS)やセンサーなどで現在地や周囲の状況を把握し、コンピューターがドライバーの代わりに車を運転する。
先行3社に比べ特徴的なのは、自動運転ながら「走る喜び」を前面に出したことだ。単純に車線の中を走って目的地まで誘導するのではなく、天候や路面状況などから最適な速度やコーナーに入る角度などを割り出し、スムーズで心地よい走りを演出するという。
米グーグルのような無人運転は目指さず、ドライバーの支援と位置づける。同社の担当者は「自動運転が普及すれば運転の楽しみがなくなるという批判もあるが、そうではないことを示したかった」と話す。
自動運転は、車とITの融合がもたらす究極の安全技術だが、その前段階となるさまざまな車載情報サービスも展示される。
トヨタはコンピューターと対話しながら目的地などを設定できる新サービス「Tコネクト」の体験車両を展示。ホンダもドライブ中にお薦めのグルメ情報などを案内する純正カーナビ向けの新サービスを出展している。